イギリス・チェシャー州のワリントンで暮らすマクニコラスさん一家は、23歳になる陸ガメのエディを1年前に保護して大切に育ててきた。
しかしある日、エディはこっそり家を抜け出して一晩庭で過ごしたのだが、そのときに悪夢のような悲劇に見舞われてしまった。
「本当に恐ろしくてパニックになったわ」と、次の日にエディを見つけた奥さんは声を震わせながら語っている。実はエディはその夜寝ている間に頭と足を甲羅に引っ込めていたが、お腹を空かせたネズミがやってきてエディの両前足の先をかじったのだ。
奥さんは大怪我を負ったエディを抱え、最悪の事態を想定しながらもどうにか助けたいという思いで動物病院に駆けつけた。幸いにもそこで働くシルヴェッティ獣医師は同じようなケガを負ったカメを治療した経験があったため、前足の切断手術は無事に成功した。
さらに、エディが歩けるようにラジコン用の車輪を前足部分に取り付けてくれた。
手術後のエディは獣医が驚くほど早く回復し、車輪を使って1時間以上を軽々と歩くことができた。マクニコラスさん一家はシルヴェッティ獣医師に深く感謝しており、車輪を使って今までになく速く走れるようになったエディを誇りに思っている。
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