電気代からガソリン、食品まであらゆる物の価格が高騰が続き、海外では生活苦からペットを手放す人が増えている。
多くのペット飼い主は貯蓄をしながら今まで通りのケアをペットにしてあげるのを難しいと感じているようだ。しかし大事なペットを手放す前にできる限りのコスト削減を試みることが大切だ。
専門家はペットの健康や幸せを損なわずに費用を削減する方法をいくつか紹介している。たとえばコストの大部分を占める餌に関しては、より安いブランドに変えたり、同じ餌でも大きいサイズの袋やお得パックを選べば餌やり1回当たりの単価が低くなる。
人間の食べ物を与えたらもっと節約になると考えるかもしれないが、ペットの健康への影響を考慮するとやめた方がいい。割高なおやつを買うのをやめて、代わりに凍らせたフルーツや味付けしていないささみ肉などを与えるといった工夫もできる。
ヘルスケアに関しては、高齢で持病のあるペットの治療代は高額になりがちだ。ペット保険に加入すると、月々にいくらか払わなければならないが一度の手術で何十万円も請求される事態を防ぐことができる。
健康な犬猫でも定期的にワクチン投与や避妊手術、ノミ退治などをしておくと病気の予防になり、長期的にみて経済的である。
そのほかペットサロンへの訪問回数を減らしたり、自分でできる範囲で爪切りやヘアカット、シャンプーをしてみるのもいいだろう。
「ペットはお金がかかる」という思い込みを外せば、むしろ節約を楽しむことだって可能だ。ペットにとって一番幸せなのは飼い主のそばにいること。飼い主は経済的に苦しくても、できる限りの努力でペットとともに生きていく方法を模索してほしい。
ワールドペットニュース
物価高騰のいま、どこまでペット費用を節約できる?
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