野生動物と違って、動物園の動物たちは飼育員や獣医によって栄養や健康管理が行われる。体重測定も大事な健康管理のひとつだが、大きさや種の異なるさまざまな動物たちの体重をどうやって測るのだろうか。
海外の動物園ではじつにユニークでかわいい方法で体重測定をしているようだ。「41 Tricks Animal Care Workers Use For Weighing Different Animals」という記事では、動物飼育員が多種多様な動物の体重を測るときにつかう41のコツが紹介されている。
たとえばコアラの場合、体重計の上に板に固定された木の枝を載せ、コアラがその枝に座っている間に計測する。赤ちゃんコアラはお母さんサイズのコアラのぬいぐるみといっしょに計測。赤ちゃんがぬいぐるみにしがみつく姿がなんともかわいい。
羽をバタバタさせるフクロウはマジックテープ付きのおくるみを巻いて落ち着かせる。まるでロールケーキみたいなフクロウに胸がときめかない人はいないだろう。
パンダ、カワウソ、ヤギなどの赤ちゃん動物はトレーやバケツなどに入れて測るが、大型動物の赤ちゃんはさすがに無理。そんなときは飼育員が体を張るしかない。キリンやシマウマの赤ちゃんは飼育員が抱えて一緒に体重計に乗るようだ。いきなり抱きかかえられて赤ちゃんは緊張で体が固まっているがその姿もかわいい。
ではゾウなどの大型動物はどうするのか。動物園には床面と一体になった大型動物用の体重計があり、飼育員が食べ物でそこに誘導して測ることが多いようだ。
写真をみると、体重を測るだけなのにけっこう手間がかかるということが分かる。動物たちが元気で過ごせるのは、そんな手間を惜しまない飼育員の日々の努力のおかげなのだろう。
関連URL: 41 Tricks Animal Care Workers Use For Weighing Different Animals