わずか1分のニワトリの動画が、SNS上で大きな反響を呼んでいる。
動画の舞台は中国の農村にある大きな水田。雨の季節だからか水田はほとんど水に浸ってしまっており、わずかにあぜ道が浮き出ている状態だ。
そこに登場したのは5羽のニワトリ。田んぼのあぜ道の上を一列で歩いているが、水位が高いせいであぜ道の真ん中が水没してなくなってしまっている。
ニワトリたちは、目の前にある長さ3メートルほどの水たまりを見てしばし立ち尽くす。3メートル先には残りのあぜ道が続いている。
さあどうする…。まず動いたのは黒いニワトリ。水たまりに足を踏み入れて数本歩き、そのあと羽を広げて向こう岸へとジャンプ!その姿を見て、うしろにいた3羽は水たまりに入ることなく、思いきりジャンプをして向こう岸へ無事着地した。
しかし最後の1羽は怖がってなかなか飛べず、あぜ道を後戻りしようとするが、恐れを振り切って最後にはジャンプに成功した。
この動画を観ると、同じニワトリでもそれぞれ異なる性格を持っていることがわかる。5羽の行動に、多くの人が驚きと共感のメッセージを寄せている。
「最初のニワトリは、試しに水の上を歩いてから飛んだ。2、3、4羽目はすぐに飛んだ。しかし5羽目のニワトリはためらい、恐れ、確信が持てず、最終的に飛ぶ勇気を絞り出すまで先延ばしにしていた。時間の流れ方やタイミングは人それぞれ違うかもしれないが、最終的には誰もが飛び立つ勇気を見つけるんだ。
こうやって、新しい状況や困難な状況に対するアプローチは個人によって異なる。すぐに飛び込む人もいれば、躊躇したり、前に進む勇気を出すのに時間がかかる人もいる。結局のところ、人にはそれぞれの時間軸があり、成長、進歩するための道筋を見つけるまで、周りは忍耐強くサポートすることが重要だと示唆している」。
コメント欄はこうした人生の教訓とも言える意見や、自分は何番目のニワトリかという性格診断で盛り上がっているようだ。
ワールドペットニュース
水たまりをジャンプする5羽の鶏の動画が共感を呼んだワケは?
海外