アメリカで人気の犬は?と聞かれて思い浮かぶのは、ラブラドールやゴールデンレトリバー、ジャーマンシェパード、ハスキー、コリーなどの大型犬だが、1位は意外な結果だった。
アメリカン・ケネルクラブの最新調査によると、アメリカでもっとも登録数の多い犬種(純血に限る)はフレンチブルドッグ。長年人気トップだったラブラドールを抜いて1位に躍り出た。
以下がトップ10の結果である。
1位:フレンチブルドッグ
2位:ラブラドール
3位:ゴールデンレトリバー
4位:ジャーマンシェパード
5位:プードル
6位:ダックスフンド
7位:ブルドッグ
8位:ビーグル
9位:ロットワイラー
10位:ジャーマン・ショートヘアード・ポインター
大型犬が大半を占めるものの、1位となったのは中型犬の分類に入るフレンチブルドッグだった。都市のアパートでも飼いやすく、がっしりした体格と愛嬌のあるぺちゃんこの鼻が人気の要因だろう。
しかし、鼻が低いゆえに呼吸がうまくできず、病気になりやすかったり飛行機に乗せられないといった問題も伴う。人気にあやかってブリーダーが増えているが、なかには適切な繁殖方法をとらないブリーダーもいるため、身体的な障害を負って生まれる犬も多い。
日本でもフレンチブルドッグはじわじわと人気を高め、「みんなのブリーダー」によると、犬種別犬籍登録頭数においてフレンチブルドッグは6位にランクインしている。現在1万頭以上が登録されており、フレンチブルドッグの動画や雑貨も人気を高めているようだ。
可愛さだけが先行しがちだが、身体的なハンデや必要なケアについての知識も広く認知された上で、長く愛される犬種になってほしい。
関連URL: French bulldogs remains top ranking breed in US, according to American Kennel Club