旅行先のオーストラリアに取り残され、行方不明になっていた犬が、悪夢のような1ヶ月を経て、イギリスのウェールズで飼い主と再会を果たした。
ジャック・ラッセルの交配種であるマイロは、飼い主が英国行きの便に搭乗する際に、空港の係員から逃げ出してしまった。
そのとき飼い主のジェイソンさんはマイロと一緒にはおらず、オーストラリアのメルボルンに本社を置くエアロペット社にマイロの輸送手続きを任せていた。しかし、ペット係の不手際でマイロは空港から逃走し、その後17日間、メルボルン市内で放し飼いにされていたようだ。
飼い主はメルボルンのペットを取り扱う会社の手を借りて、オンラインでマイロを探すキャンペーンを開始した。マイロは何度もメルボルン市内で目撃されたが、マイロは非常に足が速くてなかなか捕まえることができなかった。
最終的には、動物保護のチャリティー団体が仕掛けたトラップで保護され、無事にオーストラリアからイギリスに搬送された。
「マイロは私の腕の中に飛び込んできました。キーキーといろんな声を出していました。私たちをずっと探していたのだと思います」と、愛犬との再会を喜ぶ飼い主のジェイソンさん。「ペット旅行に対する信頼を回復させてくれた」と、マイロの保護と輸送に尽力してくれた会社に感謝した。
しかし、当然ながらジェイソンさんは、マイロを失ったエアロペット社を痛烈に批判した。
「旅行会社に大金を払う以上、ペットに最大限の注意を払うのは当然のこと。マイロが迷子になり、どこにいるのかわからないと知って、心配でたまらず、パニックになりました」。
愛犬が海外で行方不明になったら、どんな飼い主も正気ではいられないだろう。
またマイロと一緒に旅行するかという質問に対しては、「もう二度としません。マイロは私の赤ちゃんのようなものですから」 と首を振って答えていた。
ワールドペットニュース
オーストラリアで迷子になった愛犬が英国で飼い主と再会
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