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愛犬が窒息したとき、飼い主がとるべき行動とは?

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ペットの犬の事故は交通事故よりも家庭内の事故の方が多く、なかでも誤飲・誤食による窒息によって命を落とす犬が多い。

FOXニュースは、タイのバンコクに住む女性が飼っているフレンチ・ブルドッグが窒息した事故を報道し、女性宅の監視カメラがとらえた衝撃的な動画を公開した。

その動画では、料理をしている飼い主の背後にいたフレンチ・ブルドッグが何かを口にした直後、床に仰向けになって倒れた。異変に気づいた女性はすぐに犬の口を開けて窒息していることを確認し、すぐさまハイムリック法(上腹部圧迫法)を行った。4回ほどの圧迫で犬の口からりんごの一部が吐き出され、犬は無事に助かった。

FOXニュースは、オレゴン州ポートランドの獣医学博士、ネル・オスターマイヤー博士に、このタイでの事例をもとに、ほかのペットがこのような状況に陥った場合の対処法を尋ねた。

オスターマイヤー氏によると、まず最初にすべきことは、犬が窒息しているのかどうか、そして実際に発作を起こしているのかどうか確認することだ。ペットの唇や舌、皮膚が青くなっている場合は、ものを喉に詰まらせて窒息していることを意味する。
「ほとんどの場合、犬は咳をすることで物を取り除きますが、青くなっている場合はハイムリック法を試してみてください」と博士は勧める。
国立医学図書館によれば、ハイムリック法は「異物による上気道閉塞を解消するための応急処置法」と定義されている。

犬にハイムリック法を行うには、大きさによって異なるテクニックがある。中型犬から大型犬は、まず上体を持ち上げて立たせた状態にして、親指をペットの腹部に当てて拳を突き上げ、3~5回ほど圧迫する。小型犬の場合は、抱き上げて手のひらで腹部を3~5回圧迫するのが望ましい。

とはいえ実際に愛犬が窒息したときに冷静に対処するのは難しい。もっとも大切なのは窒息するリスクを最小限にすることだ。
家の床に犬が好んで口にしそうなものが落ちていないか、たとえ犬用のおもちゃでも愛犬のサイズに適した大きさかどうかを確認した方がいい。とくにボールのような球体のものは誤飲や窒息をしやすいので必ず犬の目に入らないところに置いておく。
愛犬の命を数分で奪ってしまう窒息事故を引き起こさないためにも、普段からできる限りの予防措置をしておくことが大事だ。

関連URL: Shocking moment caught on video: Dog owner helps choking pet as doctor gives Heimlich tips

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