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人と牛がおたがいに癒しあう「カウ・カドリング」とは?

海外

「カウ・カドリング」という言葉を聞いたことがあるだろうか。牛と触れ合うことで傷ついた心を癒したり、ストレスを軽減したりするセラピーで、10年以上前にオランダで生まれた。

イギリスに住む元修道士のグラハム・バリットさんは25年以上にわたって牛の保護に携わり、ケレディジョン州にサンクチュアリ(保護施設)を設立した。この施設で彼は、牛の魅力をほかの人々と分かち合うためにカウ・カドリングの活動をしている。

訪問者は、1頭以上の牛と2、3時間一緒に過ごすことができる。体温が高く、体格がよくて穏やかな性格の牛は、撫でてあげることで「瞑想的」な体験ができるとグラハム氏は言う。
セッションが終わると多くの人が少し昼寝をしたいと言うほどリラックスするようだ。

「すべてのセッションは、それぞれの牛の紹介から始まり、私は彼らの背景や生活について少し説明します。その後、一緒に過ごしたいと思う牛を見つけて絆を深めます」

このサンクチュアリで牛と深いつながりを築いた1人が、ナターシャ・ウィリアムズさんだ。42歳の彼女は、初めてのセッションで心が洗われる体験をし、それ以降、頻繁に牛との交流を重ねてきた。
ナターシャさんは現在、美容業を営んでいるが、波動をつかって癒しとリラクゼーションを促進するサウンド・ヒーラーになるためのトレーニングを受けている。彼女が牛たちを相手にサウンドヒーリングの練習をすると、牛はとてもリラックスし、あくびをしたり、震えて泣いたりすることもある。
グラハムさんとナターシャさんは、サンクチュアリで牛と一緒に音浴(参加者が音波を浴びる瞑想の一種)を行うことを目指している。

グラハムさんのカウ・カドリングのサービスは年々人気を集めており、昨年はとても忙しかったと語る。
「イギリス国内、また世界中で、牛は優しい生き物だと認識されつつあるようです」と彼は言う。現在借りている牧地に入れる牛の数は限界に達しているが、カウ・カドリングを提供することで、いずれはサンクチュアリを拡大したいと望んでいる。

関連URL: The ex-monk letting people cuddle his cows

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