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ニセモノ?の動物保護ビデオに、SNSのコメント欄は大荒れ

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偶然出会った野生動物を保護し、仲良くなったという類の動画はSNSで非常に人気が高い。動物のかわいさはもちろん、救済した人の善意も惹かれる要素となっているのだが、近年はその人気を利用して、金儲けのためにわざとウソの動物保護動画を作成して投稿している人も多いようだ。

ここで紹介する動画では、小さな子猫が誤って汚水とゴミの入った樽に落ちてしまい、動画に写っている男性が見つけて保護した。汚れて震えているその猫を洗ってやり、その後里親として飼うことにした男性。リロと名付けられた猫は男性の子どもたちや飼い犬にも可愛がられて幸せに暮らしているという内容だ。

心温まるこの動画がFacebookで共有されると、4900件を超えるコメントが集まった。そのなかには「これは作られたビデオだ」と非難する声もあり、フェイクなのか真実なのかでコメント欄は大荒れ。
結局このビデオは偽ではないということが実証され、偽だと非難した人が謝罪のコメントを書き込んで騒ぎは落ち着いた。

動物保護のビデオはどれが本当なのか見分けるのが難しいが、いくつか注意して見てほしいポイントがある。まず、偽物の動画の場合、多くは保護した人物の顔が写っていない。手だけを写しており、同じ人物が獣医のふりをしてグローブをつけて診察シーンを撮影することもあるようだ。
反対に、保護した人が自身の顔を出し、その家族も写している場合は信用度が高い。さらにその人のインスタグラムやTikTokを探し、投稿のなかに保護した動物が出てきていたら間違いなくその動物を保護していたと証明できる。
また、その動画が「The Do Do」というアメリカの人気動物サイトから共有された場合、きちんと検閲を通しているので安心して観て良いだろう。

動物を保護した動画が故意に作られたものであった場合、それは動物虐待以外の何ものでもない。視聴者である私たちは常に疑いの目で、そうしたコンテンツと向き合う必要があるだろう。

関連URL: Kitten Rescued Just In Time From Water Drum

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