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殺人現場にいた犬のマイクロチップ情報で犯人を特定

海外

テキサス州の男性が、いとこを殺害した罪で終身刑を言い渡された。この事件における犯人特定で一役買ったのは、現場にいた被害者の飼い犬だった。

地方検事局によると、殺害されたマンディ・ローズ・レイノルズさんは2023年4月5日、テキサス州のマクレナン郡で焼死体として発見され、遺体の入っていたコンテナの中に380口径の銃弾も見つかった。
警察が駆けつけた際、現場には1匹の白い犬がおり、必死に吠えながら現場から離れようとしなかった。身元確認のため遺体が運び出されたが、翌朝になってもその犬が元の場所に座っていたため、警察が保護してマイクロチップ情報を確認したところ、レイノルズさんの飼い犬であることが判明した。
このことから、警察は遺体で発見された人物はレイノルズさんではないかと考えた。警察がレイノルズの自宅を訪ねたところ、そこはまったくの空き家状態で、車も含めて所持品はすべてなくなっていた。

その2日後、カンザス州ウィチタ近郊でレイノルズさんの車を運転する男が目撃され、逃走劇の末に身柄を拘束された。車内からは380口径の拳銃が発見された。

運転手はレイノルズのいとこのデレク・デグノー(29)と判明。警察はレイノルズの遺体発見からカーチェイスまでの間の彼の行動を調べ始めた。近隣のウォルマートの監視カメラの映像には、デグノーがレイノルズさんの遺体が発見されたものと同じコンテナを購入している姿が映っていた。彼はまたシャベルとガス缶も購入していた。

CBSの系列局KWTXによれば、車内にあった銃はレイノルズの祖母が使っていたもので、祖母も殺害され、その遺体から発見された銃弾はレイノルズさんのものと一致した。

デグノーは重罪の保護観察中であり、殺人事件当時は逮捕状が出ていた。2人の命を奪った刑として、今年11月7日に終身刑が言い渡された。

この殺人事件を起訴したマクレンナン郡のライアン・カルバート地方検事補とアリッサ・キリン地方検事補は声明の中で、レイノルズさんの犬タイタンを 「英雄的で忠実な犬 」と呼び、「事件解決の鍵のひとつ 」として重大な役割を果たしたと述べた。

愛する飼い主は帰らぬ人となってしまったが、レイノルズさんは天国でタイタンの勇気を讃えているはずだ。

関連URL: Microchipped dog helped Texas police identify woman's killer — her cousin

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