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1月下旬、ニュージャージー州サドルブルックの鳥専門店で、絶滅危惧のオウムがケージごと盗難される事件が起こり、地元警察は盗んだ男を捜索中だという。
事件当時、容疑者は店員にアフリカン・グレイ・パロット(ヨウム)を見たいと頼み、店員が男に鳥が入ったケージを持っていった。その後、店員が目を離したすきに、男性はケージを持って店を走り去った。その姿はしっかりと防犯カメラに映っていたが、いまだにその容疑者の行方は明らかになっていない。
オーナーは取材に対し、「彼はとても誠実に見えました。鳥が無事であることを誰かが知っていることを祈ります」と話し、鳥の安否を心配している。
このオウムの値段は約7000ドル(日本円で約109万円)で、店側は大きな損害を被ってしまった。転売される可能性が高いため、警察にとって捜査は時間との勝負だろう。
アフリカン・グレイ・パロットは世界で最も違法に売買されている鳥の一種で、絶滅危惧種に指定されている。グレーの体と赤色の羽を持ち、賢くて人の声や言葉を覚えてマネするのはもちろん、言葉の意味を理解して会話をすることもできるため、ペットとしての需要が高い。
2016年以降、野生種は輸入禁止となり、国内のブリーダーからのみ取引可能になっているが、今でも密輸されて高価で闇取引がされているようだ。
関連URL: Parrot worth $7K stolen from pet store in Saddle Brook, New Jersey: police