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犬恐怖症だった女性が運命の犬と世界中を冒険

海外

かつて犬を恐れていたドイツの冒険家ハイケ・ピルングルーバーさん(53歳)は今、メキシコで保護した子犬ブッチと世界中を旅している。彼女を変えたブッチとの運命的な出会いのストーリーを紹介したい。

ドイツ最大の放送局ZDF(Zweites Deutsches Fernsehen)の元カメラオペレーターであるピルングルーバーさんは、12年以上フルタイムで旅をしている。彼女はこれまで、人が住んでいるすべての大陸、合計104カ国を訪れた。

どんな国にも果敢に挑戦する彼女にとって、最大の恐怖は野良犬だった。長年一人旅をしていると、しばしば攻撃的な野良犬に追いかけられ、狂犬病などのリスクもあったので犬には近寄らないようにしていた。

しかし2021年、メキシコのバハ・カリフォルニアの海辺の小屋に滞在していたときに今の愛犬であるブッチに出会った。鶏肉を焼いていた匂いに誘われて、ピルングルーバーさんと友人が泊まっていた小屋のドアにやってきた。まだ生後1ヶ月で、栄養失調でひとりぼっちだった。
ピルングルーバーさんは友人に説得されて餌を与えると、翌日もブッチはやってきて、次第に2人の心の距離は縮まっていった。そして地元の人にブッチを引き取ってくれと言われたとき、ピルングルーバーさんはブッチとともに旅を続ける決心をしたのだ。

「彼は私の親友よ。死ぬほど愛しているし、最高よ。この子を拾って旅に連れて行ったことを後悔したことはない」と語るピルングルーバーさん。ブッチといると孤独や不安を感じることもなく旅をさらに楽しむことができているようだ。
ロバでアメリカ横断する計画は犬を連れているので断念したが、その代わりに2人は徒歩やカヌー、バイク、トゥクトゥクで大陸を横断し、2024年にマドリードへ飛んだ。

その後、12年間で3度目となる短いドイツ帰国の後、彼女はドイツでの生活がもはや自分のものではないと気づいた。まだまだひとつの場所に落ち着くつもりのない彼女は、再びブッチとともに旅に戻った。

「今、私は自由を愛し、一日一日を生きることを愛し、毎晩どこに泊まるか、どこにテントを張れるかわからない状況をめちゃくちゃ楽しんでいます。スリル満点よ」と彼女は笑う。
彼女とブッチはスペイン、フランス、イタリアを歩き、ヨーロッパ横断を果たした。

リュックに入れているのはキャンプ道具、コンロと鍋、カメラ、救急用品、ブッチの薬など。「少ない荷物はより自由がきく。これ以上持っていると重荷になるから」と、身軽な格好で探検を続けている。

メキシコで身寄りのない哀れな子犬だったブッチも、まさか冒険好きの女性と人生をともにするとは思いもしなかっただろう。
今日も2人は地球上のどこかで冒険を楽しんでいるはずだ。

関連URL: Woman feared dogs, then began trekking all over the world with newly adopted pup

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