サリー・リオーネ・モントゥファルさんの愛犬、3歳になるルーシーは、体長6インチ(約15.2センチ)、体高5.7インチ(約14.5センチ)、体重2.5ポンド(約1.1キロ)の極小サイズ。彼女は現在、ボランティアのセラピー犬として、モントゥファルさんとともに病院や老人ホームなどを慰問し、小さな体で大きな愛と癒しを届けている。
モントゥファルさんは昨年11月にルーシーを測定し、ギネスに申請していた。「“世界一小さい犬”に認定されるのは無理だけど、“世界一小さいセラピー犬”ならイケると思ったの」地元紙「クーリエ・ポスト」のインタビューに対し、モントゥファルさんはこうコメントしている。
もともとは、モントゥファルさんが働くペットブティックにやってきたお客が手放そうとしていた犬の1匹だったというルーシー。「実は最初、その人が持っていたオシャレなキャリーバッグのほうに目が釘づけだった」と白状するモントゥファルさんだが、カバンのなかにいたルーシーを見て、すぐに引き取ることを決めた。
「彼女がほかの子に比べてあまりに弱々しく無気力だったから、ほっておけなかったの」
先日も数頭のラブラドールのレスキューを行ったというモントゥファルさん、かつて飼育放棄寸前だったルーシーが一転して世界一の犬に選ばれたことで、「ルーシーが犬たちの保護活動のシンボル的存在になれたらうれしいわ」とコメントしている。
ちなみに関連記事を調べていたら、ルーシーが記録を破る前の「世界一小さな使役犬」は、どうやら奈良県警の嘱託警察犬「桃」だったらしい。ちょっと残念。
関連URL: クーリエ・ポスト 関連記事(英語)