全ペットオーナー1308名を対象に行われたアンケートでは、ペットにまつわるニオイの悩みや、現在行っているニオイ対策などの実態調査が行われた。
その結果によると、ペットとの暮らしのなかで、80.2%のオーナーが何かしら「ニオイが気になる」とし、なかでも全体の4分の1にあたる25.8%が、ペットのニオイが「毎日気になる」と回答した。
特に気になる場所としては、やはり「ペット用トイレ周辺」が圧倒的に多かったが、続く回答は意外にも「リビング」で、「ケージ」「ペット用ベッド」など、ペットに関連した項目の回答率を大きく上まわる結果となった。ペットと人の生活空間を分けず、家では大半をリビングでオーナーとともに過ごすペットが多いことがうかがえる。
ニオイに対する対策では、「こまめに掃除、もしくは洗濯する」が64%にのぼり、次いで「消臭スプレーを使う」「こまめに換気する」と続いたが、その効果については半数の50.2%が「ニオイの問題を大体解消しているが、不満も残る」と回答。「ニオイの問題を完全に解消・ほぼ解消」は28.5%にとどまり、何かしらニオイを我慢した状態で暮らすペットオーナーが圧倒的に多い結果となった。
また、ひとくちにペットのニオイといっても動物種により違うようで、犬は「体臭」、猫は「トイレ臭」をあげるオーナーが多く、その他の動物では、水槽で暮らす生き物を飼うオーナーの「水質悪化による悪臭」などが印象深いコメントとしてあげられた。
ペット総研は、「全国的に梅雨を迎えるこれからの季節は、ニオイだけでなく菌の繁殖も盛んになるので、まめな掃除や換気を心がけるよう気をつけてほしい」と注意をうながしている。
関連URL: ペット総研 「ペットの気になるニオイ」