米シンシナティ動物園が2日に行った発表によれば、同園で飼育されているメスのチーター「サラ」が、自身の持つ100メートルの世界記録を更新し、「陸上でもっとも脚の速いほ乳類」の新記録を樹立したという。
この記録は、サラに犬のぬいぐるみを100メートルほど追いかけさせ、その際のタイムを調べるという方法で計測されたそうだが、彼女が同様の方法で2009年に出したタイムが6.13秒だったのに対し、今回はそれより約0.2秒速い5.95秒だった。
先日オリンピックで行われた男子100メートルで金メダルを獲得した、ジャマイカのウサイン・ボルト選手の圧倒的な走りはまだ記憶に新しいが、彼が現在保持している世界記録は9.58秒。サラはそれを4秒も下回るのだから、彼女の脚がどれほど速いか、おわかりいただけるだろう。ちなみに、トップスピードでは時速61キロをマークしたそうだ。
同園の公式サイトでは、彼女が記録を打ち立てた際の様子を収めた動画も公開されている。その驚異のスピードを、実際に自分の目で確かめてほしい。
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