ドッグオーナー1002名を対象に行われたこのアンケートでは、愛犬との生活に対してオーナーが思い描いていた夢やその実現率、しつけ、性別での違いなどが調査された。
それによると、愛犬と生活を始める前にオーナーが抱いていた夢では、「楽しく散歩」が圧倒的に多く79.2%にのぼり、次いで「一緒に旅行」「ドッグランで遊ばせたり、ドッグスポーツをする」が続いた。やはり、愛犬との外出を楽しみにしているオーナーが多いようだ。
続いてその夢の実現率では、「80~90%」「100%」を合わせると、実に56.1%と半数以上のオーナーが、ほぼ思い描いていたとおりの生活ができていると回答。実現率100%のオーナーのなかには、「愛犬がパッケージモデルに採用された」という、うらやましいケースも見られた。
一方、しつけに関しての設問では、「思ったよりも大変」という回答が41.5%ともっとも多く、「思ったとおり大変」と合わせると、しつけに苦労したというオーナーが63.9%にのぼった。
夢の実現率が50%以下と回答したオーナーの場合でも、その理由に「ほかの犬にひどく吠える」「トイレに失敗する」といった、しつけに関するマイナスポイントをあげる人が多く見られたという。
これらの結果から「ペット総研」は、「犬は外に出る機会が多い“社会性を持つ動物”のため、しつけをしっかりとしなくてはいけないと感じているオーナーが多く、愛犬との生活がうまくいっていると感じられるかどうかは、しつけ次第ではないか」と分析している。
なお、愛犬の性別に関する項目では、多くのオーナーが「こだわりはなかった」としつつ、実際飼ってみた感想では、オスの場合「足上げオシッコに困る」、猫の場合は「生理が大変」といった、身体的特徴に関わる悩みをあげるオーナーが多かった。
「ペット総研」では現在、猫オーナーを対象に同様の調査が実施されており、その結果も来月公開される予定だ。
関連URL: ペット総研 「愛犬との生活の夢と現実」