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愛犬が“フラン犬”に!? 映画 『フランケンウィニー』 明日公開

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 本作は、バートン監督初期の名作と呼ばれる、1984年製作の同名短編『フランケンウィニー』(実写)を、新しくよみがえらせた話題作。おなじみのストップモーション・アニメーションと最新のテクノロジーを融合させ、“モノクロ3D”というユニークな映像で、少年と愛犬の絆と友情を描く。

 ホラー作品の金字塔『フランケンシュタイン』をモチーフにした本作の主人公は、科学が大好きな少年「ヴィクター」と、愛犬「スパーキー」。何をするにもいつも一緒のふたりを、不幸な事故が引き裂くところからストーリーは始まる。

 スパーキーを失った悲しみに打ちひしがれるヴィクターだったが、ある日、科学の力でスパーキーを生き返らせる方法を思いつく。実験は見事成功し、フランケンシュタインならぬ“フラン犬”としてよみがえったスパーキーだったが、自分が死んだことに気づいていない彼は、やがて家族やヴィクターの友人たちを巻き込みながら、静かな街を大混乱におとしいれてしまう……。

 不気味なホラーでさえ、“コワかわ”でチャーミングなおとぎ話に変えてしまう(その逆もまた然り)のがバートン監督作品ならではのおもしろさだが、その魅力は本作でも十二分に発揮されている。なかでも特筆すべきは、やはりスパーキーのかわいらしさだ。

 スパーキーのモデルはブル・テリアなのだが、彼の製作にあたっては、本物のブル・テリアを撮影し、その動きをあらゆる角度から分析することで、徹底的に犬らしさを追求したのだという。そのかいあって、スクリーンを元気いっぱいにかけまわるスパーキーは、つぎはぎだらけの怖いルックスにもかかわらず、愛すべき“うちのわんこ”に仕上がっている。

 また、スパーキーがかわいく、リアルであるほど、ヴィクターの愛犬への一途な想いが際立ち、観ていて切なくなる。愛犬に限らず、ペットを亡くした経験を持つ人なら、スパーキーを失ったヴィクターの悲しみや、「もう一度会いたい」と願う気持ちが、痛いほどわかるはずだ(とはいえ、コミカルなドタバタ劇も楽しい)。

 本作は、アニメ映画の枠だけにはまらない、新しいスタイルのペット映画としても楽しめるので、興味のある方はぜひ劇場に足を運んでみてほしい。観終わったときにはきっと、「スパーキーみたいな愛犬と暮らしてみたい」と思うはずだ。

 映画『フランケンウィニー』は2012年12月15日(土)、全国でディズニー デジタル3D・2D同時公開。

関連URL: 『フランケンウィニー』 公式サイト

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