24日付の地元紙「ダーゲンス・ニュヘテル」によると、スウェーデン中部の都市、ウプサラの警察署に奇妙な通報が入ったのは、今週日曜日。混乱した様子の男性から、「森のなかに赤ちゃんアザラシがいる」と告げられた。
警察からアザラシの保護を依頼された猟師のロベルト・サンドフォッシュさんによると、この赤ちゃんアザラシはもっとも近い海岸から測っても、1.5マイル(約2.4キロ)も内陸に入った森のなかで見つかったという。
サンドフォッシュさんは当初、この赤ちゃんアザラシはワシにさらわれ、途中で落下したものと思ったそうだが、体を調べたところ、ワシの爪跡などはまったく見当たらなかったとか。おそらくは海で母アザラシとはぐれ、どういうわけか陸に上がってとんでもない方向に迷い込んでしまったと推測されるが、真相はまったくのナゾだ。
サンドフォッシュさんはときおり野生動物の保護を警察から依頼されることがあるそうだが、さすがにアザラシの保護を頼まれたことは過去に一度もないという。
幸い、赤ちゃんアザラシに目立った健康問題もなかったため、無事自然に戻されたそうだ。
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