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ヒーロー犬たちを祝福 4頭が新たに動物の殿堂入り カナダ

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 ピュリナ カナダが主催する「ピュリナ 動物の殿堂(Purina Animal Hall of Fame)」は、人の命を救うなどの勇敢な行動を見せたペットや使役犬の功績を称えるためのもので、今年で誕生から45年目を迎えるという。

 事故などから飼い主を救い出したり、職業犬として市民の安全を守ったりと、目覚ましい活躍を見せ殿堂入りを果たした動物たちは、今までで150頭以上。そして先週6日、トロントにある動物の殿堂「パウズウェイ(PawsWay)」でセレモニーが開催され、また新たに3頭の飼い犬と1頭の警察犬の殿堂入りが発表された。

 同社の公式サイトには、それぞれの犬たちの受賞理由となった物語が紹介されているのだが、彼らの勇敢な行動にはまさに脱帽。飼い主やハンドラーとの絆の深さがうかがえるエピソードばかりだ。

 4頭の受賞理由は以下の通り。

・ベラ(バーニーズ・マウンテン・ドッグ/2歳)
自宅で火事が起きた際、飼い主男性を燃えさかる炎のなかから救出。男性は数年前の交通事故の後遺症で左半身が不自由で、自力の脱出は難しく、さらに他の家族は全員外出中だったため、ベラがいなければ犠牲になっていた可能性は高い。男性を無事外に連れ出したあとは消防車や救急車がかけつけるまで、ベラは男性のそばから離れなかったという。

・ヴィシャス(ボーダー・コリー×ラブミックス/12歳)
自宅に侵入してきたクーガーの攻撃から飼い主女性を救う。女性はクーガーが至近距離にくるまでまったく気づかなかったそうで、逃げられる状態ではなかったという。追い詰められた女性にクーガーが飛び乗った瞬間、ヴィシャスがクーガーに飛びかかり、家の外の森まで追い立てた。数分後に戻ってきたヴィシャスにケガはなく、女性も奇跡的に太ももに爪を立てられたときの傷程度ですんだ。

・スニッカーズ(ボーダー・コリー×ポインターミックス/4歳)
自宅でひとり、意識不明の状態に陥った飼い主男性の危機を隣人に知らせ、命を救う。慢性閉塞性肺疾患(COPD)をわずらい、酸素供給装置が手放せない男性だったが、当日は機器が不具合を起こし、呼吸困難により意識を失ったと思われる。危機を察知したスニッカーズは、ガラス戸を叩き割り外に飛び出し、外出しようとしていた隣人に向かって、足止めをするように吠え続けたという。困った隣人が警察に通報、駆けつけた警察官が不審に思いスニッカーズ宅を訪れ、窓越しに倒れている飼い主男性を発見した。飼い主男性は長年、動物の保護活動に尽力してきたそうで、スニッカーズもレスキュー犬の1匹だった。

・ティーク(ジャーマン・シェパード・ドッグ/8歳/警察犬)
逃走した強盗を取り押さえる際、ナイフで刺されながらも犯人を放さず、逮捕に貢献した。犯人は足に噛み付いたティークの背中や首を何度も刺したが、ハンドラーのデリック・ギブソン巡査が指示をするまで、ティークは決して放さなかったという。逮捕後、動物病院に救急搬送され、緊急手術を受け一命は取り留めたが、もっとも大きかった首の傷は30cmにもおよんだという。ティークはすでに現役を退き、ギブソン一家に引き取られたが、このニュースを伝える地元紙「トロント・スター」によれば、傷の手術を行った際に偶然ガンが見つかり、現在はその治療にあたっている模様だ。

関連URL: ピュリナ 動物の殿堂 公式サイト(英語) トロント・スター 関連記事(英語)

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