ドッグオーナー1040名を対象に行ったこの調査では、2012年4月から2013年3月までの1年間に「ペットフード代」「トイレ用品代」などに幾らかかったか、項目別に金額を聞いた。その結果によると、昨年度の総飼育費の年間平均は、18万8893円(月間平均 1万5741円)だった。
また、各項目ごとの年間平均を算出するとともに、小型犬・中型犬・大型犬の代表的な人気6犬種のデータを抽出・集計し比較したところ、犬種の特長により、かかる支出の額や内容が大きく異なることがわかった。
体の大きなレトリーバー種ではやはり「ペットフード代」などの食費が圧倒的に高く、たとえば体の小さなチワワの年間平均が38099円だったのに対し、レトリーバーは90791円と、倍以上にのぼった。
一方、定期的な被毛のケアが必要なプードルでは「ペットサロン代」が突出して高く、年間平均が39036円だった。これは、6犬種中もっとも額が低かった雑種の年間平均7911円の、およそ5倍にあたる額だ。
また、これらの支出を、前年の飼育費と比べた場合の増減については、「変わらない」と感じているオーナーがもっとも多く41.0%で、次いで「増えている」(26.7%)、「わからない」(15.2%)と続いた。
その理由では、「変わらない」と感じているオーナーからは「生活サイクルが決まっているから」「愛犬が健康だから」という意見が聞かれたほか、「増えている」と感じている人では「愛犬が年を取って医療費などがかさむ」、「減っている」というオーナーでは「生活に慣れて無駄づかいが減った」などの意見がめだったという。
関連URL: ペット総研 「教えて!愛犬の飼育費」