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40年ぶりに狂犬病が発生 罹患した犬が子供を襲う スペイン

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 11日付の「デイリー・テレグラフ」ほか、メディア各社によると、事件が起きたのは同州の州都であるトレドの公園で、2歳、6歳、12歳の子供と、17歳の男性が次々に襲われた。犬は当時、リードや口輪などをつけていなかった。

 子供たちは搬送された病院で傷の手当てとワクチン接種を行いすでに退院したが、顔をかまれ重傷を負った2歳の男の子だけは、未だ入院しているという。

 犬は同国では危険犬種に指定されているピットブル系のミックスで、事件後に即殺処分された。また、飼い主はこの事件に対する刑事責任に加え、危険犬種の飼育に必要なライセンスを持っていなかった罪で、すでに逮捕されている。

 飼い主は4ヶ月間滞在したモロッコから、愛犬とともに先月スペインに戻ったばかりで、狂犬病に感染したのはモロッコ滞在中と見られている。なお、スペインへの入国に際しても、飼い主は狂犬病予防接種に関する記録などを改ざんした疑いがもたれているという。

 州当局は事件現場から18マイル以内の地域で犬・猫・フェレットを飼っているオーナーに対し、15日以内に狂犬病予防接種を受けさせるよう命じたほか、安全が確認されるまでは公共の場でオフリードにすることを禁じている。

関連URL: デイリー・テレグラフ 関連記事(英語)

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