ペットオーナー1110名を対象に行われたこの調査によると、「どのような事故を経験したことがあるか」の設問に対し、「異物を飲み込んだ」と回答した人がもっとも多く、次いで「高いところから落ちた」「(家やお店、車などから)脱走した」が同数で並んだ。
犬・猫別に結果を分析すると、犬では全体の結果と同内容になったが、猫の場合は「他の動物とケンカした」を選ぶオーナーが圧倒的に多く、動物種により、発生する事故の内容も大きく異なることがわかった。
また、「もっとも印象的な事故」についての自由回答でも、やはり「異物誤飲」をあげるオーナーが非常に多く、飲んでしまったものの具体例では、オモチャの一部や「チョコレート」などのペットに与えてはいけない食材のほか、なかには「ガビョウ」「針」「人用の薬」といった、非常に危険なものも見られた。この結果を裏付けるように、事故によりペットが死亡したケースでは、「交通事故」と並んで「毒物の誤飲」が2大要因となっているという。
ペット総研はこの結果を受け、「たとえば留守にする際は片付けてから外出する、人の食べ物や薬は出しっぱなしにしない、扉や窓の開閉時にはペットが外に出ないように注意するなど、ちょっとした心がけ次第で、事故防止につなげることができるのでは」と注意をうながしている。
関連URL: ペット総研 「ペットにまつわる事故」