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ソチ五輪米メダリストの保護犬 1匹死亡 残りは無事アメリカに

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 米娯楽誌「ピープル」をはじめとするメディア各社によれば、先月20日にひと足早くソチをあとにしたケンワージー選手に代わり、彼の友人でカメラマンのロビン・マクドナルド氏がソチに残り、犬たちを渡米させるために必要な手続きを取っていたのだという。

 ただその過程で、4匹の子犬のうち「ソチ」と名づけられたメス犬の具合が悪くなったそうで、体調が回復し、長時間のフライトに耐えられるだけの体力がつくのを待っていたのだが、9日に残念ながら亡くなってしまったと、マクドナルド氏はTwitterで報告している。

 詳しい死因などは不明だが、ロシア当局が指定したシェルターでは適切な治療が行われなかったようで、マクドナルド氏は「(ソチを)治療に連れて行こうとしたら拒否された」とツイートしている。ロシア当局の犬たちに対する配慮のなさに、怒りが隠せない模様だ。

 最終的に、3匹となった子犬たちとその母犬、そしてケンワージー選手の目にとまったまた別のラッキーな子犬1匹の計5匹がアメリカに渡ることとなり、現地時間の今週火曜、マクドナルド氏とともソチを発ち、翌水曜夜に無事ニューヨークに到着したという。

 これまたマクドナルド氏のTwitterによれば、犬たちはどうやら貨物室ではなく客室に同乗することができたようで、毛布をかけてもらい座席ですやすやと眠る子犬の写真とともに、「最高の旅の相棒だった!」とツイートしている。

 その後、犬たちとケンワージー選手は木曜に無事再会を果たしたようで、翌金曜にはそろってNBCの朝のニュース番組「トゥデイ」に出演する予定だそうなので、そこで犬たちの元気な姿が観られるかもしれない。

 ちなみに、犬たちはそれぞれ「ジェイク」「ロサ」「ミシカ」「マム」「ストライダー」と名づけられ、子犬のうち2匹はケンワージー選手のもとに、残り2匹はケンワージー選手の兄とフィアンセのもとに、母犬は両親のもとに引き取られることが決まっているそうだ。

関連URL: ピープル 関連記事(英語) ※写真あり ロビン・マクドナルド氏のTwitterページ ※写真あり

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