地元局「KOMO-TV」によると、クンツ一家が暮らす同州ダーリントンにある自宅は、息子が出場する野球の試合を観に一家が外出している最中に、土砂崩れに巻き込まれた。帰宅すると、家はもとあった場所から45メートルも押し流され、跡形もない状態だったという。
家には愛犬と愛猫が留守番をしていたが、彼らの生存は絶望的に思われた。実際、一家の隣に住む伯母のリンダ・マクファーソンさんは土砂崩れ発生時に自宅にいたため、犠牲になっていた。
ところが後日、自宅跡地を訪れた一家が瓦礫の整理を行っていたとき、奇跡が起きた。犬の微かな鳴き声を聞き瓦礫の下を調べたところ、愛犬のラブラドール・レトリーバー「バディ」が埋まっているのが見つかったのだ。
泥だらけで多少切り傷を負っていたものの、バディの健康状態に問題はなく、「家が丸ごと崩れかかって下敷きになったのに、無事でいたことにびっくりした」と、息子のクイントンくんはコメントしている。
一家は現在、彼らと同じように行方不明になったペットとの再会を願う人たちの捜索を手伝っているそうで、残念ながら一家の愛猫はまだ見つかっていないようだが、亡くなったマクファーソンさんの愛猫を無事保護することができたそうだ。
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