中部デヴォン州議会公式サイトによると、その迷子カメを最初に発見したのは、ノーフォーク・キングス リンにある古紙再生施設の職員だった。その職員は古紙をパルプに再生するための機械にかける直前、紙の間にカメがいるのを偶然見つけたとか。
いったいなぜそんなところにカメがいたのかは謎だが、当局は同州シルバートンのリサイクルボックスに捨てられた古紙の間で冬眠していたカメが紙と一緒に回収され、集積場で他の古紙とともにトラックに積まれて、270マイル(約435キロ)も離れたキングス リンの再生施設に送られたと見ている。
紙束に潜みトラックで運ばれる間、何トンもの古紙を上に積まれていたであろうに、カメは無傷だそうで、現在は第一発見者である古紙再生施設の職員、ジョー・クーパーさん宅に身を寄せている。
地元紙「プリマスヘラルド」によれば、クーパーさんは「ここで5年働いているけど、こんなの見たことないよ!」ととても驚いているそうで、カメが過酷な状況を生き抜いたことはまさに奇跡だとコメント。
現在、預かっているこのリクガメに「ティナ」と仮名をつけて世話をしているそうで、もし飼い主が名乗り出なければ、このまま引き取って孫のペットにするつもりだとか。
当局は「この大胆なリクガメ(多分メス)の大冒険を、飼い主のもとに返すというかたちで締めくくりたいと思う」とコメントし、心当たりのある人は連絡してほしいと呼びかけている。
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400キロ以上旅をした迷子のリクガメ 飼い主を捜索中 英国
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