地元紙「プレス・デモクラット」をはじめとするメディア各社によると、今回参加した29頭の猛者たちを抑え、見事に優勝を果たしたのは、ノースカロライナ州グリーンヴィル在住のホリー・チャンドラーさんの愛犬、チワワ×シー・ズーミックスの「ピーナッツ」。審査員に「歴代一番のブサイク」とまで言わしめた彼の顔は、確かにドキッとするほど恐ろしい。
ガタガタに並んだむき出しの歯、常に半開きのうつろな目、まばらにしか生えていない体毛。映画『グレムリン』を彷彿とさせるピーナッツのこのルックスの原因には、実は子犬のときに火をつけられ虐待されたという、壮絶な過去がある。治療のため受けた整形手術の結果、歯ぐきとまぶたが消失し、このような顔になったのだという。
とはいえ、チャンドラーさんはひと目見たときからピーナッツに心惹かれたそうで、公式サイトの紹介文でも、ピーナッツの恐ろしげな顔について「これは笑顔なのよ!」と語り、「彼との出会いは、私の人生で起きた一番素晴らしいこと」と誇らしげにコメントしている。
動物虐待に対する関心を高めたいという思いからこのコンテストに参加したという彼らは、今回の賞金1500ドルを、虐待された動物たちの治療費に使うつもりだとしている。
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