英「デイリー・テレグラフ」をはじめとするメディア各紙によると、昨年のウィンブルドン男子シングルス優勝者で英スコットランド出身のプロテニスプレーヤ-、アンディ・マレー選手が今週日曜、試合前の練習に向かう道すがらにその出来事は起きたという。
車で移動中、マレー選手は1匹のラブラドゥードゥルが車の行き交う道路に飛び出すのを見つけた。自身も2匹のボーダー・テリア「マギー・メイ」「ラスティ」と暮らす愛犬家という彼は、迷わず車道に飛び出し、犬が轢かれないように迫りくる車を止めながら、犬を確保。自身の車に連れ帰り、首輪のタグに書かれた情報をもとに、無事飼い主に返したのだとか。
偶然にも、助けられたラブラドゥードゥルは、マレー選手の愛犬たちと日ごろよく一緒に散歩をする顔見知りの犬だったそうで、マレー選手に愛犬を救ってもらったオーナーは、スター選手に助けてもらったことに驚くと同時に、とても感謝していたという。
車に同乗し、その一部始終を見ていたマレー選手の母親のジュディさんは、車から飛び出す息子を見て「“何やってるの?! 会場に着く前に車にひかれちゃうわ!”と思ったわ」と振り返るが、当のマレー選手は「かなり力が強い犬だったからちょっと手こずったけど、無事でよかったよ」と、こともなげにコメントしている。
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