全国各地で活動している動物ボランティアのほとんどは、慢性的な資金やスタッフの不足を抱えている。そこで、一般財団法人ペットの里は、各地で活動しているシェルターと横のつながりを築き、連携することで発進力を強化し、東京オリンピックまでに殺処分ゼロを目指す「ZERO JAPANプロジェクト」を企画した。

　「ZERO JAPANプロジェクト」の一環として、一般財団法人ペットの里は、9月20日、岩手県滝沢市に12万坪という敷地を有する世界最大級のペット関連施設「ペットの里」を開設する。ここには、約5000坪の日本最大ドッグランをはじめ、ペットの保護施設や霊園、ペットと宿泊できる施設を完備する予定で、里親探しのサポートだけでなく、高齢者の健康や生きがい、子どもの情緒教育など、人とペットの幸せに貢献する施設として運営していくことを目指すという。

　また、「ZERO JAPANプロジェクト」は、「あなたに出来ることがきっとある・・・一歩踏み出そう！」というコンセプトを掲げ、企業や既存のシェルターと連携し、里親やボランティア募集の一括告知の実施や、プロジェクト商品の共同開発、募金型キャンペーンの創設等を目指し、各シェルターが運営しやすい環境を創り出していく活動を行う。このプロジェクトには、すでに上場企業10社以上の賛同・協力の意向があるという。

関連URL: 「ZERO JAPANプロジェクト」 一般財団法人ペットの里「ZERO JAPAN」事務局