米カリフォルニア州のパームデールで2匹のゴールデンレトリバー、ヒギンスとドジャーと暮らしている76歳のジュディ・ミュヘさんは、難病のパーキンソン病と戦っている。
ある日、彼女はキッチンで転倒して頭と肩を強打、そのまま動けなくなってしまった。ひとり暮らしのジュディさんは、自身の窮地を誰にも知らせることができず、混沌とする意識の中で2日間、冷たいキッチンの床の上に横たわったままだった。だが、2頭の飼い犬のうちのドジャーは何度も彼女の顔に冷たい鼻を押しつけ、完全に意識がなくなることを防ぎ、もう1頭のヒギンスはぴったりと身体を寄せて彼女を温めてくれたという。
2日後、ジュディさんの姿が見えないことを心配した友人のキャシー・ジェイコブ夫妻が、預かっていた合い鍵でジュディさんの家に入った。ジェイコブ夫妻は、すぐに床に倒れているジュディさんと傍らで寄り添う犬を発見。ジュディさんはすぐに病院に運ばれ、一命を取り留めた。昏倒した際に彼女は肩を骨折し、頭にも重傷を負っており、医師の話では寒さや脱水症状で命にかかわる状態だったという。
ケガが治り、自宅に戻ったジュディさんは、2頭の犬ヒギンスとドジャーを「4本脚の天使」と呼ぶ。そして、「もしまた同じようなことが起きたとしても、彼らが自分を救ってくれことは疑いもない」と涙ぐんだ。
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