年配の先住猫には、以前一緒に暮らしていたピーナッツという大親友のダックスフントがいた。最初はとても醜い猫だと思ったピーナッツだが、深く知るうちに大親友となったが、亡くなってしまった。そして新しくやってきた子犬を観察しながら「親愛なる子猫よ、君は犬というものについて知っておく必要がある」と語りかける。
「親愛なる子猫よ。犬とは、猫から独立性、清潔さ、知的な部分を取り除いて、残ったものでできていると思えばいい」
「親愛なる子猫よ。君は“犬は人間の最良の友”という言葉を聞いたことがあるかもしれない。正直言って、彼らにはマーケティングの才があるらしい。どうやったのかはわからんが、大成功を収めている」
「親愛なる子猫よ。ただ、犬というやつは、たまに愛らしく思えるときがある。今日、やつはわたしの耳を舐めた。イヤな気持ちかって? ふむ、まぁ、まぁ、だが…正直、気持ちがよかったよ。いや、わかっているから、もう何も言うな」
「親愛なる子猫よ。我々の生活は以前より静かではなくなった。しかし、わたしたちが寝ている間、人間が寂しい思いをしなくなったから、その点は安心できる。これで十分だろう」
「親愛なる子猫よ。この家を支配しているのは、わたしたち猫族であることを忘れるな。猫族は、犬族の上に君臨すべき存在なのだからな」
猫と犬の表情を巧みに切り取った映像と、何より落ち着いた語り口のナレーションが年配猫にマッチしていて、上質な短編映画を観た気分になれるところが人気なのかもしれない。
ワールドペットニュース
「親愛なる子猫よ」先住猫が新人猫に世の常を教える動画が大ヒット
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