Webを使ったクリエイティブ集団SoulPancakeと、ペットフードやペットケア製品を販売しているピュリナのTidy Catsが合同で行った「子猫セラピー:ストレスへの処方箋」実験に参加したのは、常日頃ストレスに悩まされているという人々。彼らは、どんなセラピーが行われるか知らされずに、ヘッドフォンを装着し、屋外の芝生の上に設置された透明な部屋の中に導かれた。クッションに座って目を閉じ、深呼吸するように指示されると、ヘッドフォンから聞こえてくるのは、猫が咽を鳴らすグツグツグツという音。そして、「目を開けて」の言葉で被験者が目を開けると、猫ドアから生後2ヶ月過ぎの愛らしい子猫が実験室に飛び込んでくる。
子猫を見た瞬間、被験者たちの顔がとろけるような笑顔に変わる。その後彼らは、何頭もの子猫をおもちゃで遊ばせたり、撫でたり抱っこしたり、しばし無心に子猫と戯れる。通りすがりにこの光景を見た人たちは、思わずうらやましそうな声を上げる。
幼いもの、小さなもの、可愛いものをみると、愛おしい、守ってあげたいという本能が働く。日々のストレスに押しつぶされそうになっている人たちにとっては、そんな感情さえも忘れてしまいがちだが、子猫という最高のセラピストに出逢えたとき、カチカチに固まった氷のような気持ちが緩み、安らぎを感じられるのかもしれない。
犬や猫などペットが心拍数や血圧低下、精神的な安定をもたらすことは、よく知られているが、その中でも子猫は最高級の良薬に違いない。また実際に猫に触れることができない人、猫アレルギーの人でも子猫と戯れる気分が味わえる動画「バーチャル子猫セラピー」も用意されている。
関連URL: 子猫セラピー:ストレスへの処方箋(YouTube動画) CATSTER(掲載記事・英文) バーチャル子猫セラピー(YouTube動画)