言葉を話せないペットたちの体調管理は飼い主の大切な役目のひとつだが、もしもの時にペットの健康を託せる動物病院は、どうやって選んでいるのだろうか。今回の回答総数1407名のうち、犬のオーナーは844名、猫のオーナーは483名、そのほかは80名。また、1頭飼いが905名、2頭飼いが278名、3頭以上飼っている人は224名だった。
ペットオーナーが『動物病院を選ぶときのポイント(複数回答)』は、「信頼できる獣医師がいる」「病気や治療の説明が丁寧」「家の近所にある」「両親的な価格設定」という順で回答が続いた。『かかりつけの動物病院を選んだ一番の決め手』でも、「信用できる獣医師がいる」と回答した人が40.3%、「家の近所にある」が25.9%、「病気や治療の説明が丁寧」が13.4%と続き、動物病院を選ぶ基準のトップは獣医師が信頼できる人間性で、病気や治療に関してきちんと説明をしてくれ、家が近いの3つに絞られるようだ。また、現在のかかりつけの動物病院のことを8割以上の回答者が「大変満足している」「満足している」と回答している。
自由回答にも、「約40年のおつきあいで、特別な事態発生がない限り何の不満もありません」「20年以上、3代のわんこたちがお世話になっていて、いつも的確な診断、アドバイスをくれるので信頼できる」など、長く同じ病院に通い続けている人がいる一方、「不満」「大変不満」と回答した2%のオーナーからは、「毎回混んでいて時間がかかり過ぎる」「いきなり説明もなしに別の薬になったため、かなり高い薬代を払わされた」「何かと高い検査をする」など待ち時間や料金に対する不満が寄せられた。
『動物病院へはどの程度の頻度で行くか』は、「1ヶ月に1回程度」「1年に1回程度」が1/3以上を占め、飼っているペットの種類や年齢によって行く頻度に差があるようだ。『動物病院へ行く理由』は、「具合が悪そうだから」という治療が目的と、「ワクチン接種」がほぼ同回答数で、近年の動物病院は、予防医療にも利用されていることが裏付けられた。
「ペット総研」では、現在、第92回アンケート調査「ペットオーナーのライフスタイル」を12月1日(火)まで実施中。こちらの調査結果は、12月下旬に公開予定だ。
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