一般的に目にすることができる野生動物の写真は、堂々とした威厳に満ちあふれていたり、近寄りがたい神秘性を秘めているものが多いが、このコンテストの参加作品は、狙って撮ることが難しいゼロコンマ何秒かのシャッターの世界が偶然写し出す「おもしろい」瞬間だ。
最優秀作品は、非常に急いでいるように見える宙をかけるハムスター。銀賞は頭にカムフラージュでも施したかのように草を被ったトナカイ。銅賞は鼻をほじるオランウータン、以下どの写真も肉眼では確認することが不可能な、写真ならではの世界が広がる。
コメディ野生動物写真アワードを主催したボーンフリー財団は、世界規模で野生動物や絶滅危惧種の保護に取り組んでいる国際野生動物慈善団体。野生動物の面白い写真を多くの人に見てもらうことで、野生動物への関心を高めようと企画された。プレスリリースによると、今回のアワードには52カ国から1502作品がエントリーされたという。
優勝者にはタンザニアでの1週間の写真撮影旅行が、入賞者にはカメラがプレゼントされる。
関連URL: the Comedy Wildlife Photography Awards-Winner 2015 Julian Rad(英文)