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「ペットの終生飼養に関する各種支援サービス」50歳以上の利用率・認知度低

アンケート

 2015年に一般社団法人ペットフード協会が行った犬・猫の飼育率調査によると、飼い主の年代は50代が最も高く、60代が続く。動物医療の進歩や、ペットフードの研究・開発などにより、ペットの寿命は年々延びているが、その飼い主の高齢化も、今後の課題となっていくだろう。そこで、アイペット損保は、50歳以上の犬猫飼育者にペットの終生飼養に関する意識調査を実施した。

 アンケート結果によると、飼い主に万一のことが起こった場合に備え、ペットの引き取り先や相談相手を準備している人は66.9%。その場合の相談先・預け先としては、「家族や親族」が86.3%、かかりつけの動物病院やトリマーが14.6%、友人13.4%と続いた。

 また、「今のペットを亡くしたあと、次のペットを迎え入れるか」という質問には、21.7%が「迎え入れるだろう」と答えたが、「迎え入れたいが、迎え入れないだろう」が26.6%、「迎え入れたくない」が14.4%と、4人に1人はペットとの生活を望みながらも、実際は難しいと考えていることがわかった。

 新しいペットを迎え入れない理由としては、約7割の人が「自分の健康を考慮して、最期まで世話できるか分からない」という終生飼養への不安を感じており、その数は、50代では51.4%だが、60代以上の人は78.2%と、年代が上がるにつれてより不安を実感していることがわかる。

 不安を感じている人の中でも半数以上の55.3%が、経済的な支援や飼育代行サービスなどがあれば、ペットを迎え入れたいと思うと回答しており、本音では生涯、ペット共の暮らしを希望していることがわかる。

 現在、まだ少数ではあるが「老犬・老猫ホーム」が運営されていることを「知っていて利用したことがある」人は0.9%にすぎず、57.7%の人は「知らない」と回答。ペットシッターは、「使用したことがある」が6%、「知っているが利用したことはない」53.7%など、ペット飼育代行サービスの認知度はまだまだ低いことが明らかになった。

関連URL: ペットの終生飼養に関する調査 今までの調査 アイペット損害保険株式会社

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