飼い主のいない猫を確保して（T)、不妊/去勢手術を施し（N)、元の場所に戻し（R)、地域でその猫の生涯を見守るTNR活動の一環で、手術が済んでいる猫のしるしとしてオスは右耳、メスは左耳の先端をV字にカットする。それが桜の花びらのように見えるところから、TNRされた猫のことを「さくら猫」と呼ぶ。

　TNR活動を知らない人は、猫の耳がいたずらされたのではないか、動物虐待ではないかと心配するかもしれない。しかし、さくら耳はもう二度と捕獲されないためのしるしでもあり、また、その地域で見守られている証拠でもある。

　このさくら猫の耳カットがもっと広く一般に知られるようにと、今回の写真展は企画された。野良猫たちがさくら耳猫になるまでのボランティアの活動が紹介さている。主催は、犬や猫の保護・譲渡活動を行っているボランティア団体「越谷わんにゃんボランティア」。

関連URL: さくら耳活動写真展