この動画は、BBCやPBLなどの製作による番組「Spy in the Wild」で、本物そっくりに作られた動物のロボットの片眼にカメラを仕込み、そのカメラを通してリアルな動物たちの営みをとらえるというドキュメンタリーシリーズ。
今回のミッションは、インドからバングラデシュにかけてアジアの広範囲に生息するハヌマンラングールという猿の群れの中に、顔やシッポが動くリアルな子ザル型ロボットをおくというもの。
ロボット子ザルの周りには好奇心旺盛な猿たちが次々と集まってきて、そのうちの1匹が子猿ロボットをつかんで木の上に持ち上げようとしたところ、誤って下に落としてしまった。結果、カメラ機能は無事だったが、子ザルロボットは動かなくなってしまう。
最初は遠巻きに見守りながらも、近づいて、子ザルロボットを確認する猿たち。やがて、子ザルロボットが死んでしまったと認識した猿たちは、人間が親しい人を亡したあと、お互いの身体を抱きしめて慰め合うかのような仕草をみせる。
実際のところ、猿が死を悼んでいるかどうかはわからないが、見る人は思わずほろりとしてしまうだろう。この動画は、公開からわずか1週間で300万回以上再生され、注目を集める人気動画となっている。
関連URL: Langur monkeys grieve over fake monkey - Spy in the Wild: Episode 1 Preview - BBC One(youtube動画) BBC One Spy in the Wild(英文)