ことし1月からスタートした共同研究は、東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻・武内ゆかり准教授の研究室と共に、最先端の遺伝子解析技術や犬の行動学に関する知見を活用して、盲導犬の気質に関連する遺伝子の同定を目指す。

　日本では現在、約1，000頭ほどの盲導犬が活躍しているが、実際には3～4，000頭の需要があり、慢性的に盲導犬が不足している状態が続いている。しかし、実際に盲導犬として現場で活躍できるようになるのは、訓練を受けたうちの約5割にも満たず、今回の研究では盲導犬適性に関与する気質と関連する遺伝子の探索を通じて、盲導犬の育成効率向上を目指すという。

　「docdog」は、犬が本質的にもつ、個の気質やポテンシャルを元に「職業犬」に着目し、より多くの盲導犬ユーザーと盲導犬の精度の高いマッチングを実現する未来を目標にしている。

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