アムステルダムに住むゴールデンレトリバーのバーレイには、子犬のときからずっとお気に入りで肩見放さず一緒に連れているものがある。
飼い主夫妻がイケアで買い、「フラッフィー」と名付けたゴールデンレトリバーのぬいぐるみだ。自分のミニチュア版ともいえるフラッフィーとバーレイは、遊ぶときも寝るときも、テレビを観るときも、おしっこをするときもいつだって一緒。もちろん旅行に行くときにも必ず連れて行き、これまでにバーレイとフラッフィーはオランダ、ベルギー、フランス、ドイツをともに旅した。
彼らは楽しいことばかりではなく、痛みだって共有する仲である。数週間前にバーレイが去勢手術をした際、彼の首にはコーン(エリザベスカラー)がつけられ、バーレイはみじめで元気のない様子だった。
しかし飼い主がフラッフィーにも同じようにコーンをつけたところ、バーレイは自分と同じ痛みと恥に耐えるフラッフィーに同情し、積極的にお世話をし始めたのだ。
いまでは2匹とも完全に回復し、元のように楽しく遊んでいる。
でももしフラッフィーに何かがあったらどうなるんだろう。失くしたり、苦しみで泣くようなことがあったら?
「失くしたときのために、家には2匹のフラッフィーがいるんだ。匂いや汚れで違いが出ないよう、2匹とも頻繁に洗ってきれいに保っているよ。またイケアに行って在庫を増やしておかないと。もしイケアがこのぬいぐるみの生産をやめたら我が家は大惨事だね」と飼い主夫婦は笑って答えていた。
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