ジャーナリズムの仕事にはいつも「予想外」が付きものである。
BBCニュースのレポーターであるアレックスはイギリスのノーフォークにあるバンハム動物園で取材を行った。
穏やかな撮影になるはずだったが、園が行なっているアニマルカウントという動物の頭数確認についてのレポートをしている最中にハプニングは起こった。
カメラに撮られたいのかワオキツネザルの集団がアレックスに寄ってきて、彼の肩によじ登り始めたのだ。アレックスをまるでジャングルジムかのように扱い、あげく彼の手を噛む始末...。
アレックスがイライラしながらも、ワオキツネザルたちのいたずらを何となく楽しんでいる様子を捉えたこの動画はすぐに話題となった。
彼は自身のブログに「数匹のワオキツネザルとの撮影は良いアイデアだと思ったんだけど、すぐに茶番劇に変わってしまった。ボスでわんぱく者のアカエリマキキツネザルは自分だけスポットライトを浴びようとし、それがほかのサルたちを逆上させてしまった(その結果、僕の手に無数のおいしい噛み跡がついた)」と振り返っている。
レポーターとしてこれまで真面目なトピックを報道していたアレックスだが、「僕のジャーナリストとしての碑文には『ノーフォークでワオキツネザルの集団に襲われた』と書かれるだろう」と冗談を述べ、「バンハム動物園で唯一傷ついたのは僕のプライドだろう」とブログを締めくくった。
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