ある男性が道路を運転中、道路脇をふらふらと歩く子熊を見つけた。その熊の頭には黒いバケツがすっぽりはまっており、自力で取れない様子...。
男性はその熊を助けようと、まず逃げ回る熊を追いかけた。そのとき彼は、熊の救出がいかに大変な作業になるかを想像できなかっただろう。

彼は注意深く熊に近寄り、バケツを掴んで熊の頭から引き抜こうとするが、想像以上にきつくてなかなか抜けない。何度も引っ張るうちにまた熊は逃げる。
視界を塞がれた熊は車が通る道路にも走っていくので、安全のために森の方へと熊を誘導しなければならなかった。
森に入ると彼の友人たちが助けに来てくれ、数人がかりで熊を押さえつけてバケツを引き抜こうとするが、バケツは完全に頭にはまって動かない。
熊は逃げようと暴れ続けたが、ついに疲れ切って大人しくなった。熊を地面に伏せ、男性は小さいノコギリでプラスチック製のバケツを切り始めた。熊の頭を傷つけないよう注意しながらバケツを切り、なんとか耳が出てきたのだが、それでもバケツは抜けない。
泥だらけになりながらも男性たちは諦めず、ペティナイフでさらに切り口を横へと広げていった。ペンチでバケツの縁に入っていたワイヤーを切った瞬間、バケツはポロリと落ち、熊は一目散に森の奥へと逃げていった。

この熊の救出劇の一部始終をおさめた動画はインターネット上でも話題になり、閲覧数は10万回を超えている。

関連URL: Group Of Friends Saves Bear With Bucket Stuck On His Head