デラウェア州に住むジェフは今年、家の外に新しい野菜畑を作り始めた。コツコツと努力を重ねてやっと野菜が実り、ついに収穫しようと畑に行くと多くの野菜が消えてなくなっていた。
「最初は怒りを感じたよ。熱心に畑の世話をして、いろんな問題を乗り越えてきたけどこんなことは初めてだった」とジェフは振り返る。
ジェフは畑の近くにカメラを設置し、野菜泥棒の正体と突き止めることにした。
そのカメラに残った記録に写っていたのは、可愛らしい太っちょのウッドチャック。ジェフの育てた野菜をむしゃむしゃとかじっており、その食べっぷりがまたかわいいのだ。
その愛らしい姿を見た瞬間にジェフの怒りは消え去り、むしろそのウッドチャックに惚れ込んでしまった。ジェフはウッドチャックを「チャンク」と名付け、それ以来チャックが畑にやってくるのを心待ちにしている。
彼はYouTubeにチャンクの動画をまとめたページまで作り、日々チャックが畑でさまざまな野菜をかじっている姿を紹介している。
「彼には本当に楽しませてもらっているよ」とジェフは言う。
野菜栽培をしている多くの人が、チャンクのような野菜を盗む生き物を「害獣」と毛嫌いするなか、ジェフはいまでは違った見方をするようになった。
「僕らはみんな共存している。ここはもともとチャンクの土地であって、そこに僕が畑を置いているだけなんだ」と。
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