
アメリカ合衆国の代41代大統領であるジョージ・H・W・ブッシュ2018年11月に94歳で亡くなった。
彼が亡くなるまでの最後の半年を支えたのが、ラブラドールレトリバーの介助犬、スリーだ。
入退院を繰り返していたブッシュ氏のもとへやってきたスリーはすぐにブッシュ氏と仲良くなり、深い信頼関係を築いた。スリーはブッシュ氏の精神的な支えとなり、心身ともに弱っていたブッシュ氏の寿命を延ばすことにも貢献した。
ブッシュ氏が亡くなった際も、彼の棺のそばにじっと寄り添うスリー。ブッシュ氏への忠誠心の強さに多くのアメリカ人が感銘を受けた。
スリーは「ブッシュ氏の人生において、介助だけでなく愛と喜びを与えてくれた」と称えられ、公共奉仕賞として「2019年度ASPCA 動物愛護賞」が授与されることとなった。この賞は素晴らしい功績を納めた動物や動物救護に多大なる貢献をした公務員に贈られる名誉ある賞である。
スリーは現在、メリーランド州のウォルターリードメディカルセンターで負傷した元兵士やその家族を癒したり、リハビリセンターのセッションで患者の介助をするなどして活躍を続けている。
関連URL: George H.W. Bush's Service Dog Sully Receives Public Service Award for Bringing Love and Joy