猫好きのイギリス人ヘザーは11年前に彼女の主人に黒のチンチラをプレゼントしたのをきっかけに、アジア系の猫の魅力にはまってしまった。
ビルマ猫やチンチラ、ペルシャ猫などのアジア系の猫は可愛らしい顔立ちで、やんちゃで賢いと言われているが、イギリスではあまり知られておらず希少な種として扱われている。
ヘザーはアジア系の猫を普及させるために繁殖を始め、過去2年にイギリス国内で登録されたアジア系猫の20%は彼女が繁殖させたものだ。
広告会社のディレクターの仕事を本業にしながら繁殖をしているヘザーだが、稀少な種の猫の繁殖には多大なお金と時間がかかると言う。
種猫を探すために海外へ行く旅費や健康診断、ワクチンなどで年間1万2000ポンド(170万円)の損失を出している。
それでも彼女が繁殖を続けるのは、アジア系猫を愛してやまないから。
「アジア系猫は猫らしい猫という感じでかわいくて社交的。お金はかかるけど好きなことだからやめられないわ。利益目的の繁殖ビジネスはいろんな問題があるけど、私はお金よりも倫理と猫の健康を優先してやっている」とヘザーは言う。
彼女の自宅には現在16匹の猫がおり、2010年以降153匹のアジア系猫の繁殖を成功させた。
関連URL: Cat lover spends thousands and travels miles to keep a rare breed alive