犬が大好きで欲しがるけれど、与えると健康に害を及ぼしかねない食べ物がある。
オーストラリアのブリスベンで働く獣医のレッセル氏は、自身のフェイスブックでホリデーシーズンに体調を崩して病院に運ばれた犬たちを紹介している。
嘔吐や腹痛といった症状に苦しむ犬たちが共通して食べたのは、ハムやソーセージなどの脂の多い食品だった。
レッセル氏は健康な犬の血液と、油分の多い食品を食べた犬の血液を並べた写真も公開している。その違いは歴然で、前者の血液の上には真っ白な脂が浮いている。
愛犬の健康のためにも脂の多い肉類は避け、肉であれば加熱処理した鶏肉を皮や骨なしで与えること。また、チョコレートやぶどうも犬に有害な成分を含むため決して食べさせてはいけないとレッセル氏は警告している。
肉は大丈夫だと思って与えていた飼い主は少なくないだろう。人間がコレステロールの摂りすぎで病気になるのと同じように、犬も脂の過剰摂取で膵炎などの重度の病気になる恐れがある。それを常に意識して、適切な食べ物を適量与えることが大切だ。
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