1. ペット大好き!
  2. ワールドペットニュース
  3. 今日のごはんは多い?少ない? 犬も量数が認識できることが研究で明らかに

ワールドペットニュース

今日のごはんは多い?少ない? 犬も量数が認識できることが研究で明らかに

海外

アトランタのエモリー大学での研究によって、犬も人間と同様に数を数える能力があることが明らかになった。
1、2、3と正確に数えることはできないが、犬の脳は「いつもより餌が少ない」、「ご褒美のおやつを多めにもらった」という認識ができ、犬も量の違いを理解できていることがわかる。

これまでの研究でも、犬を含むさまざまな動物が「Approximate Number System (近似数認知機構)」という、おおまかに数量比較ができる能力を持っていると結論づけていた。しかし、研究の対象となったのは訓練を受けた犬のみであったため、その能力がもともと脳に備わっていたのか、訓練によって体得したものなのかが曖昧だった。

今回エモリー大学の研究では、訓練されていない11頭のさまざまな血統の犬を使った。犬たちを安静にした状態で、300ミリ秒ごとに変わるグレーの光の点々を見せた。
その結果、研究者たちは犬の前頭側頭皮質、人間でいう数の認識を助ける役割をもつ頭頂葉皮質が活発化していることに気づいた。
11匹中8匹がテストに合格し、人間の脳に似た行動パターンを見せた。合格しなかった3匹の犬に関しては、犬種に原因があるのではないかという見解を示している。
いずれにせよ、彼らの研究によって犬が人間のように数を認識できるのは訓練の成果ではなく、もともと持っている能力であると証明された。

ではなぜ人間は他の動物よりもはるかに高い数量認識ができ、計算や代数ができるのか?その進化の歴史をたどる研究もこれから深まっていくと期待される。

関連URL: A new study shows dogs can process numbers, and they're (roughly) counting their treats

  • ペット保険比較 あなたのペットに最適な保険を選ぼう
  • メルマガ会員募集
  • 4コマ漫画「ネコチチイヌハハ」
  • 全国のペットショップの採用情報
  • ペットライブラリー株式会社
  • あにまるケアハウス