ボストン・ダイナミックス社によって開発された四つ足のロボット犬が、シンガポールの公園でパトロール犬として活躍している。
「スポット」と名付けられたこのロボット犬は、5月頭にシンガポールのビシャン・アン・モ・キオ公園でデビューを果たし、公園にいる人々に対してソーシャルディスタンスを呼びかけている。
スポットの行動はリモートコントロールで制御され、公園にいる人を見つけたり、何人の訪問者がいるかを予測するためにカメラも搭載されている。そして内蔵スピーカーを通して訪問者への声かけを行っている。
現在2週間のトライアル中で、効果が期待できれば当公園のスタッフとして起用され、常時活躍することになりそうだ。
シンガポールはコロナウイルス感染被害の大きい国の1つで、これまで2万3822人の感染者が確認された。厳重なロックダウン施策が6月1日まで続く予定で、不要不急の用事や外での運動以外は外出が制限されている。
「シンガポールを健康に保ちましょう。あなた自身と周りの人々の安全のため、少なくとも1メートルの間隔を空けて人と接してください。ご協力お願いします!」
今日も公園ではスポットの元気な声が響き渡っている。
関連URL: Robot Dog Patrols Singapore Parks to Encourage Social Distancing amid Coronavirus Pandemic