イギリスケント州アップチャーチ市にある犬猫保護施設のフェンスに、1匹の黒いレトリバー犬が鎖に繋がれて捨てられていた。
犬のそばには置き手紙があり、こう書かれてあった。
「こんにちは。どうか僕を引き取ってください。前の飼い主に10年飼われたけど、言われたことを守る良い犬になれなかったのでまたここに戻されました。僕の面倒をみてくれてありがとう。迷惑をかけてごめんなさい。」
市の迷子犬サービスの職員はあらゆる手立てを使ってその犬の飼い主を捜索し、ついに探し当てて連絡を取ることに成功した。
その飼い主は犬が高齢になるにつれてどうなるかという理解が足らず、10歳の飼い犬の度重なるお漏らしに我慢ができなかったようだ。
捨てられたレトリバー犬は、今後飼い主の親戚に引き取られるそうだ。その親戚は飼い主や犬のことを以前からよく知っていたが、迷子犬サービスの職員から質問を受けるまで捨てられたという事実を知らなかった。飼い主に対して憤慨している様子で、犬がより安全な環境で愛情を受けて余生を暮らせるように里親になりたいと申し出た。
動物は人間も含めて高齢になると体の自由が利かなくなり、周りのサポートが必要になる。ペットを飼うからには最後まで愛情と忍耐をもって世話をする覚悟が必要なのだと、あらためて考えさせられる。
関連URL: Elderly dog abandoned with heartbreaking note for 'not learning to be good'