アメリカのショッピングセンターの駐車場でペットを巻き込む事件が起きた。
ガシャーン!
1人の男性がハンマーを持ち、駐車中の見知らぬ車の窓ガラスを割っている。こんな昼間に堂々と盗難かと思ったがそうではなかった。
実はその車の中には1匹の犬がおり、飼い主は買い物に出かけたまま30分以上も戻ってこない。気温32度の真夏の炎天下のもと、車内に閉じ込められた犬は暑さと喉の渇きに苦しんでいた。
わずか空いていた窓ガラスから聞こえる犬の鳴き声に気づいた男性は、犬の命を救うために躊躇することなく窓ガラスを割り、犬を外へ連れ出した。
男性と一緒にいたガールフレンドがミネラルウォーターを買って犬に与えると、脱水症状を起こしていた犬は勢いよく水を飲み続けた。幸い犬の体には傷がなかったが、窓ガラスを割った男性は手に切り傷を負った。
2人は飼い主の許可なく車の窓ガラスを割ったことを後悔していない。犬を見つけたとき、彼らは飼い主が戻るのを10分ほど待った。しかし飼い主は現れず、その間にも犬は苦しそうな表情でわずかに空いた窓ガラスに鼻を突き出して呼吸しようとしていた。
そんな状況を見過ごさず、勇気を持って行動を起こした彼らの動画はSNSで話題となり、多くの称賛の声が集まっている。犬を車内に長時間放置した飼い主は動物虐待の罪で罰せられたそうだ。
ワールドペットニュース
他人の車の窓ガラスを破壊する男性、その目的は?
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