人間にとって身近なペットである猫だけど、いまだに謎な部分や、気づいていない特性があるかもしれない。今回はちょっと驚く猫の真実をいくつか紹介したい。
1. 猫と仲良くなるにはまばたきをゆっくりすると効果的
研究によると、猫に向かってゆっくりとまばたきをすると、猫が機嫌よく微笑んでいる表情に近づき、自然と猫との絆が生まれるそうだ。話しかけたり手を差し出すより、リラックスして微笑みかけるようにゆっくりとまばたきをし、数秒間目を閉じる。その後猫も同じ仕草をしたら、コミュニケーションが成立した証だ。
2. 実はとても寂しがり屋
猫の10匹に1匹は、飼い主から一時離れて独りでいることによる不安症を抱えているそうだ。不安になると変な声で鳴いたり、取り乱したような動きをしたり、トイレ以外の場所で排泄してしまったりする。そうした不安症を抱える猫には、外出中にキャットシッターに遊んでもらう、おもちゃを与える、遊び相手になれる猫を新たに飼うなどの対策が必要だ。
3. 猫はちゃんと飼い主を愛しています
人間と猫が交流を始めたきっかけは食べ物であるが、猫が人間を単なる餌の缶詰の缶切りとして見ているわけではない。
膝に乗ってゴロゴロ言ったり、遊んだり、捕まえたネズミや鳥をわざわざ持ってきたりするのは、飼い主を自分の家族だとみなしているからだ。
そして猫は人と一緒にいることで安心感や癒しを得ている。人に撫でてもらうと、人間が好きな人と一緒にいるときに受け取るような脳のホルモンが、猫の脳にも分泌されることがわかっている。
4. 雷雨を予知できる
猫は人間よりも音や匂い、気圧の変化に敏感で、嵐や雷が来ることを感知することができる。嵐の直前には猫は耳で急な気圧の低下を感じ取り、それによって嵐が近づいていることを知るかもしれない。遠くで雷が鳴っていたら、その音や振動も人間より敏感に感じとることができる。
5. 箱に入りたがるのは寒がり屋だから
1日に約18時間寝る猫にとって、寝場所はとても大きな問題だ。暑い夏にわざわざ日光の当たる場所で寝ていて「暑くないのか」と疑問に思った経験があるかもしれない。実は猫は人間が快適だと感じる温度よりも約18度高い温度を好む。
また、箱の中で寝るのが好きなのは、おそらく床がひんやりして冷たいのでより温もりを求めて箱に入っていると思われる。
6. ヴィーガンにはなれない
猫は野生では完全に肉食で、肉からしか摂取できないタウリンなどのアミノ酸によって健康を維持している。そのため猫にヴィーガン食を与えている飼い主は、猫の年齢と体重変化などに注意をしておく必要がある。
サプリメントとして作られたタウリンは、肉に含まれるタウリンと代謝効率が違う。ヴィーガンのキャットフードにすべての栄養素が含まれているからといって安心はできない。
7. レーダー機能を持つひげは狩りに不可欠
猫のひげは24本近くあり、頬だけでなく顎や目の上にも生えている。これらの太い毛は神経に深く根差しており、センサー、レーダーとして獲物を捕まえるときに欠かせない役割を担う。
視界の悪い夜の狩りであっても、ひげのおかげで獲物との距離、獲物の方向や感触でさえも感じ取ることができるのだ。
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