10月14日、ボストンにあるフランクリン動物園で元気なゴリラの赤ちゃんの産声が上がった。
産まれたのはオスのゴリラで、母親は動物園で暮らす39歳のキキ。出産予定日の数日前に出血があり、獣医チームが超音波で調べたところ、前置胎盤が確認された。胎盤が子宮口の方までずれているため、赤ちゃんがうまく産道を通れない危険性があった。
急遽帝王切開での出産が決まり、動物園の獣医チームに合わせてタフツ大学の獣医学部、婦人科病院の専門家も協力して手術に臨んだ。彼らのチームワークと技術により、キキは無事に2700グラムの赤ちゃんを出産することができた。
ゴリラの赤ちゃんは平均して1600グラムなので、この赤ちゃんはかなりのビッグベイビーだ。まんまるの目とハートの形をした大きな鼻がとても愛らしい。
母子ともに健康で、2匹はいつも抱き合いながら過ごし、親子の絆を深めている。
キキの体が完全に回復し、赤ちゃんが大きくなるまでの数ヶ月間は、スタッフに見守られながらプライベートな場所で暮らす予定だ。
オスゴリラの誕生はフランクリン動物園にとって初めての経験なので、園は祝福ムードで盛り上がっている。まもなく赤ちゃんの名前も決まるそうで、地元の多くの人が楽しみにしている。
関連URL: Baby Gorilla Born Via C-Section at Franklin Park Zoo in Boston: 'This Was Truly a Team Effort'